#6「悩みを忘れるいい方法。他人のトラブルに首を突っ込んでみるってのは、どう?」

 冬弥とつながらないのに電話の前で笑みを浮かべる由綺にちょっと引いた。健気すぎるというのも考えものなのか、由綺とは深く付き合っていたわけでもないようだから、冬弥がそれを重荷と感じたってことはないだろうけど、無意識の防衛本能だったって線はありうるかも。しかし、冬弥の美咲さんに対する態度が、由綺や理奈のときとまたえらい違うな。頼られて、男心をくすぐられたってことなんだろうけど、美咲さんは美咲さんで神経質そうだし…。冬弥の女神候補はとことんそういうめぐり合わせにあるわけか。ああでも、サブタイな気持ちもちょっと分かる。さらにぐだぐだになるだけだと分かっていても。

(再) #15「きれいなお母さんはスキ?キライ?」

 母の日イベント。自分の場合、授業参観でよそ行きメイクをしてきた母親にドン引きした覚えがあり。あれは、どこのどなたですか?だった。今回は大学生になったり、亀をいじめる幼女になったり、毎度のハムスターに化けたりと、珍しく目まぐるしく変身するどれみたちをも堪能できた回だったけど、そんなどれみたちの奮闘がおせっかいに思えるほど、矢田と長谷部の男の友情に和む。矢田もこういうことで突っ張るのはやめたんだな。すっかりしおらしくなっちゃって。

#4「藤壺」

 今日は源氏の君が咆哮する日。一度は自制しておいて、素直になれない自分自身に憤慨し…という手順を経るのが笑った。藤壺にしてみれば、舌の根も乾かぬうちに結局来るんかい、と二重に裏切られた気持ちだろうし。まあ、この間の藤壺の心の動きは描かれなかったけど、それだけに、いけませんわと拒もうとしたら、先に源氏の君にことわられて、内心がっかりしたとか、勝手にあられもないことを考えていた自分が恥ずかしくなったとか、それを想像できるのが楽しい。この余韻が楽しくていいな。王命婦や惟光が仕える身なりの生き方(楽しみ方)を心得ているのもいい。

#95「ふたつのお守り」

 水を吐き出せない(水遁が使えない)なら、ナルトを吐き出してコラボ忍術。その発想はなかった。おいおい、誰かナルトを止めてやれよというか、こっちが吐きそうになったが。おまけに、任務に間に合わせるために急ごしらえってのも螺旋手裏剣のときと全く同じだし。ナルトの不遇っぷりに泣けてくる…。一方、幽鬼丸は紅蓮に狙いを定めてショタぶりを解放中。今まではただの不思議っ子だったけど、今日はかわいさ増量だった。

#143「四本足で立つのが獣 二本足と意地と見栄で立つのが男」

 晴太と日輪が抱き合うところは、何だかコントっぽくて、もうワンカットくらい見逃したような変な心地。それにしても、おっさん連中は先週にも増して駄弁ってたな(笑)。まあそれがこの作品の味ではあるけど、前回は芳忠キャラがあまりにハマっていたのと、神楽と新八も頑張っていたこともあって、銀さんと鳳仙でしゃべり倒しな今回はさすがにちょっとダレた。鳳仙の傘攻撃を、二刀の交差で支えしのぐ銀さんもなにげに凄い。あれ、洞爺湖一本で支えるより馬力いるんじゃないか。

#5「世界の力」

 世界チャンプとの手合わせに、「年甲斐もなく興奮する」会長にちょっと萌えた。デンプシーロールによる揺さぶりが全く効果なかったシーンは、チャンピオンはほんとに左腕しか動いてなくて、モグラ叩き系のゲームかよというようないい絵で笑ったね。いやあ、あれはこてんぱんに打たれるよりショックだ。また、一歩、宮田、伊達、リカルドの実力差もそれとなく知れる回でもあった。宮田もまだまだなら、一歩はそれ以上に、ってことなんだろうけど、むしろ宮田のほうがリカルドに勝てる見込みはあるのかという気にさせられる。

#5「邪魔をするのが、近しい人間だけとは限らない。知らない人ほど、手厳しい」

 おお、だいぶ混線してきたね。今回ばかりは、どうしたらいいか、わかんないのは俺です、な気持ちになる冬弥に同情した。由綺と理奈のことだけでも手一杯なのに、勘弁してくれとなるよな、これは。マネージャーも冬弥の優柔不断な性格を見抜いた上であえてやっているなら相当タチが悪い。まあ(ぱくろみさんな声で誘惑されたら)毅然と拒み切れない冬弥の気持ちはよーく分かるが。位置づけのよく分からなかった美咲さんのキャラもはっきりしてきたし、はるかは相変わらずマイペースで笑ってしまうし、こっちも人間関係がいい感じになってきた。これに前回の女子高生が加わるんでしょ。冬弥、大丈夫か。
 EDの絵が変更。不協和音いっぱいの本編の後の、安らぎのひとときだけにこっちの頁めくりも心地良い。