源氏物語千年紀 Genji

#5「宿世」

源氏の君を愛する故に自らの気持ちを抑え続け、一線を越えてしまったことでさらに強くなろうとする。藤壺の優しさとか強さとか、悲恋の極みというか、もう原型だよな。源氏の君にしろ、藤壺の影を追うあまりの衝動に悔恨に身代わりなのだし。ほんとに遥か昔…

#4「藤壺」

今日は源氏の君が咆哮する日。一度は自制しておいて、素直になれない自分自身に憤慨し…という手順を経るのが笑った。藤壺にしてみれば、舌の根も乾かぬうちに結局来るんかい、と二重に裏切られた気持ちだろうし。まあ、この間の藤壺の心の動きは描かれなかっ…

#3「夕顔」

匂い立つ色香とか、狂おしさとか、それらの形容をまさに体現している御息所。生き霊となって源氏の君の前に現れたときに声が変わったのには笑ったけど、ああでも確かに来宮さんと言えばそんなイメージで、古典的だけど判ってるなーとそれにも笑い。夕顔がい…

#2「六条」

初めての顔合わせで葵の上にそっぼを向かれるシーンを何度もリプレイするのが、男心に妙にリアルで可笑しかった。まあその頃はまだ男女の駆け引きを楽しむことも知らなかった源氏の君だろうから、それだけトラウマになったということでもあるわけか(笑)。…

#1「光る君」

御簾越しの恋。その思いの告げられなさは今期で言うならWHITE ALBUMとかぶったというか、もうその比じゃないな。藤壺は14歳にして既に声が大人びているのにちょっと笑ったけど、ああこれなら歳を重ねるにつれていい感じになりそうだ。てか、タチコマのイメー…