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原作のノリに自らのノリも上乗せしてしまう、作っている当人が楽しんでいるなという気がする作品ってのもいいよね。そういうのって、ともすると内輪だけで盛り上がって、観客が置いてけぼりになることもあるけど、その絶妙なバランスを保つことのできる力量も含めての桜井ワールドなのだろうな、と。ずっと笑いっ放しというほどでもなく、過度に笑いを求めるとコケるけど、二、三度吹き出し笑いがあればいいかなという気持ちで見ると楽しめる作品。