雨の鬱陶しい日。親がパソコンを始めたということで、使い方をちょっとばかし伝授。これがなかなかに大変だった。まずマウスの使い方を教えて、それからマウスひとつでできるし、興味の持てそうなものとしてインターネットの見方とか教えたのはいいけど、ブラウザに表示されたページの中のどこが別のページにリンクしているのか分からないらしく、文字を適当にクリックしてみたり、クリックする時にマウスを動かしてしまって上手くクリックできなかったり、ページをスクロールできることを飲み込めなかったり。ひとページ内の情報を見るだけで、ページを移動する度に、で、どうするんだ?としばし固まる。回線は一応ADSLなんだけど、見る人間の方が36kとか28kですという感じ。もどかしくて、代わりにぱぱっとやりたくなる衝動に駆られつつ、それじゃ意味がないと気持ちを抑え、二時間ほど付き合ったらクタクタになった。パソコンの前でこんなに肩が凝る気分になったのも久しぶりだ。でも親も相当疲れてたみたい。それでインターネットは面白いものというより、面倒なものという印象しか与えなかったとしたら、ちょっと心外だな。まあ無理にネットの世界に引き込む必要もないんだけど、年金生活に入って、人との接点が減った親たちにネットで世界を広げる方法もあることを知ってもらいたいという気持ちはある。なんて人に偉そうなこと言える立場じゃないけど、でもネットがなかったら、自分の世界がもっと狭く小さいものだったことを思うと、ネットにも良いところはあることは知ってもらいたいんだよな。どうも悪い印象が強いようだし。とにもかくにも。とりあえずネットへの接続方法と、Windowsの落とし方は、分かりやすいオペマニが欲しいとのことなので、図入りのものを早速作る必要あり。文字の入力の仕方なんて、まだまだ先の話になりそうだ。