#4「母の秘密」

 アルベールにやたらちょっかいを出すペッポに無性にどぎまぎしてしまうんですが。ちょっとしつこく絡みすぎかなという気がして、正直イライラさせられるも、それは図星を突かれてイラつくアルベールの気持ちと重なることでもあり、いかにも女の子的な小悪魔さはよく表現されているので、男だと分かっていてもカワイイ。萌える。盗賊だったわけだから行動が大胆なのは無理がないし、それにうぶ過ぎるアルベールにはペッポくらいが丁度良い。伯爵家に行くのに「芸がない」とペッポに言われて、海賊の格好をして行くアルベール。もうどうしようもないくらい微笑ましい。ペッポにしたら、いじりがいがあるんだろうな。自分はフランツより、ペッポとの関係のほうが見てて楽しい。いや、アルベールとペッポのやり取りにやきもきするフランツとか、もっと面白いんだろうけど。なんだかんだで男同士の世界でいまひとつ流れに乗れなかった作品だったけど、ペッポ的視点が加わって、ようやく楽しみ方が分かってきた。