#26「Determination」

  銀漢だったっけ。昴の親衛隊だった彼。というか、まだザ・ワールドにいたのか。SIGNと比べると、今回はリアルに触れつつも、あまりリアルを描かない展開だった。タビーが見たのが本当にリアルのハセヲなら(タビーがそこまで情報を辿れるのか怪しいものだけど)、ハセヲは志乃(志乃は意識不明のまま?)を度々見舞っていることになる。そこが最後にリアルで顔を合わせたSIGNと違うところ。俵屋(藤太)や、三郎なんかもネトゲへの依存度がぬるすぎず熱すぎずというか、ネトゲにはまって廃人同然とかそういうんじゃなくて、フィロなんてまさにそうで、余命何ヶ月の身でネトゲなんかやってる場合かよ、とは思わない。SIGNの時より、ネトゲが本当に生活の一部となっている感覚はよく伝わってきた。オーヴァンやシステム管理者たちは結局何がやりたいのか、最後までよく分からなかったけど(フィロは本当に棺桶まで持っていった。凄いよ)、志乃を思うハセヲの気持ち、ハセヲを思うタビーの気持ちは良かった。というか、何でこんな爽やかに終われるんだろ。なんか騙されてる気がしないでもない…。