#9「最後の顔(後編)」

 うう、顔を切り取るシーンは勘弁してくれ〜、だった。絵というより、音がリアルで、ぞぞっと寒気が来て、力が抜けてしまったよ。今回はいつになくサイコホラーだった。昔の話ならそういうものとして見られるのだけど、今回の話は現代だからね。テーマもリアルなだけにイタイ。切られまくる湧太や真魚が実に痛々しかった。
 子供に人魚の肉を食わせるのかと見せて、やはり食べさせない。母親にあんたが止めるべきだったと言う湧太や、私はそんなに強くないと言う母親。この辺の線引きが絶妙だね。真魚真魚なりに何がいけないというのを分かっているし。深夜枠にはもったいないほど手堅い部分があるんだよな。