#13「OUTER」

 終了。ヴォルクとの決着は何だよ、それ、だったけど。ひと言で言ってしまえば、復讐もネイのことも一切忘れて、身軽が一番ということに気付いたレイラというところか。だって何も背負っていないほうが気軽なのは当たり前だし。無心になったレイラに、ごちゃごちゃ考えすぎのヴォルクが勝てるはずがない。そう思うことにしよう…。
 ネイとの決別。ヴォルクの血に染まった自分の手を見て、私もヴォルクと同じだとレイラが思ったかどうか。これも余計なことは考えず、生まれ変わったというか、性が決定した新生ネイのそばに自分がいる必要はなくなったと思っただけだろう。数々のドールを用済みにしてきたレイラ、一度はネイを捨てたレイラも最後は自分が用済みになったと気付いた。そりゃ自嘲するしかないよな。で、そのシーン、レイラと一緒に笑った。やっぱりレイラはレイラだった、と。そんなレイラが好き、でした。