#14「悲しい笑顔」

 先生にもまた見えますよね、というアスミの言葉とアスミの涙。なんだか心に突き刺さるシーンだった。かつての恩師に「腐るなよ」とひと言言われた時を思い出すような。作風に不釣合いなほど厭な奴に見えた佐野先生も決して悪い人ではなかったと早々にオチ。みんな宇宙に行けるとどこまでもほんわか思考を貫くアスミに染まるごとく、物語世界がますますアスミ一色に染まっていく。