ストレス解消に小一時間ほどのつもりが、夢中になって指が痛くなるまでやってしまった。
 この作品、1の体験版をプレイしたことがあるきりで、製品版を買うのははじめて。マップの分かりにくさは体験版の頃と相変わらず変わってねえなと思いつつ、雑魚キャラをバサバサと斬りまくる爽快感も変わらずで、演出はより派手になって、おおっと驚嘆したりしながらプレイしてた。敵がわらわらと出てくれば出てくるほど楽しいってのがこの作品の醍醐味。雑魚キャラが密集してるのを見つけると、嬉しくなってこっちから飛び込んでいくもの。
 ターン制で、国というか、支配地域を取ったり守ったりの繰り返しなんだけど、その単純さがやめられない、とまらない。戦闘は、何人かの武将で出撃して、プレイヤーが操作する武将以外はお任せ。勝手に行動してくれるから楽といえば楽。でも、自分の預かり知らぬところで戦闘に勝利したりするのは何となく歯がゆいものがあったり。その拠点を死守、その場所で待機、どんどん突撃とか、せめてそのくらいの指示は出せたら、少しはNPCも操作している感覚を味わえると思うのに。あと、広大なマップの移動には馬が欠かせないんだけど、一旦降りて戦ってると、あれ、馬さん、どこに置いてきたかな、という状況になることが多かった。これも、乗ってた馬を呼び寄せるコマンドがあったら便利と思った。
 無双初心者にオススメと取説に書いてあったので、今回は孫堅を選択。早々に息子の孫策にバトンタッチして、孫堅はすぐにいなくなるのかと思ったので使わずにいたら、私も使えと意見してきた。おいおい、自分から隠居しておいて、それはないだろとツッコミ。他の武将も使わなかったり、政策をずっと取り上げないでいると、不平を言ってくる。それが結構ツボ。それを無視し続けると、謀叛を起こすとか、信頼度が下がるとか裏パラメータがあるのか知らないけど、愚痴を言われると、仕方ない、たまには意見を聞いてやるかって気になる。戦闘中の掛け合いも言うと言わないではかなり違うし。孫尚香を助けたら、「ありがとう、兄さま」と言われて、ああ、孫策孫尚香は兄妹なのかと気付いたり。三国志を知らない者も勉強になると。一番愉快だったのは、大喬を捕縛したこと。カワイイ系のキャラだし、放逐するのももったいないと将軍に登用したら、孫策とイベントが発生していい感じの仲になってた。で、クリア後にビジュアルデータベースで調べたら、ほんとに孫策の妻になった人だったんだな。知らなかったので、ビックリ。孫策は「小覇王」と呼ばれていたとか、小ネタも習得。その小覇王に天下を取らせる。史実とifの世界の混ざり合い。こういう楽しみもまた格別。