#154「あの世とつながる妖怪」

 阿毘姫と、その母、あっさりご退場。母親のほうなんて、姿を現してすぐだもんな。ほんとに利用するだけ利用してさっさと捨てる奈落だ。威勢の良かった阿毘姫の最期は何とも哀れに思えた。奈落相手にはなす術なしってのもねえ。
 あの世とこの世の境に通じる道もあっさり。引っ張った割りに苦労して見つけたとか、やっと見つけたという感覚がないんだよな。あっちに行ったら、もう少しマシなハラハラドキドキを味わえるんでしょうか。