#45「二つの想い」
 久しぶりに見ると、このぬるさがやっぱり心地よい。話的には、海斗がるちあに積極的。でもそれはるちあを見てるんじゃなくて、思い出のマーメイドを見てるんじゃないかと、るちあ本人は悩んでる。るちあは結構真剣に悩んでるんだけど、波音は相変わらず尻軽。お目付け役のヒッポも浮かれてる。誰も引き締め役がいない。このだらだら感がいいのです。水妖たちも相変わらずだ。今日は何も準備してこなかったって、まだそんなこと言ってるか。



#46「さよなら」
 バレンタイン回だった。ハワイに行くことになった海斗。落ち込んでいるるちあに追い討ちをかけて、話を盛り上げるためで、実際には行かないんだろうと思ってたら、ほんとに行くのかよ。てか、ハワイに自分探し。海斗って中学生でしょ。今の子はスケールが違うねえ。そんな海斗の言葉に納得してる様子のるちあもやっぱり単純だ。今は距離を置いたほうがいい、ってか。
 るちあのために、波音が徹夜でチョコを作っていたのは意外。それほど心根の優しい子じゃないでしょとは言わないけど、太郎ちゃん用のついでとか、失敗作をたくさん作ってしまったので、それをるちあにあげたのでは?とつい勘ぐってしまう。



#47「黒い招待状」
 冒頭、放送事故のあった回。今さらだけど。
 沙羅が太郎ちゃんをガイト城に呼び寄せて閉じ込めた。太郎ちゃんへの憎しみ、恨みが沙羅を駆り立てている、太郎ちゃんへの強い想いがマーメイドの国を滅ぼすことにもなった。沙羅の苦しみは何とか分かるんだけど、太郎ちゃんのほうが何を考えてるのかいまいち。そんな太郎ちゃんの気持ちが判らないという波音に、一生分からなくてもいい、そのほうが幸せとかまた意味不明なこと言ってるし。波音の気持ちを知ってか知らずか、独り善がりすぎる気もする。ガイトはガイトで沙羅に心を奪われていて、海斗のことを我が分身って言ってるし。ひと区切りに向けて、話が動いている。
 ヒッポが珍獣?海獣?になったのはぶったまげた。まだ変身形態があったのか。これがヒッポの本当の姿? 美少年は人間の姿になったらってことか。



#48「海斗の悪夢」
 ガイト城の封印を解いたのは沙羅だった。すべての元凶は沙羅だったか。悪意はなかったとはいえ、沙羅をそういう風にさせたのは太郎ちゃんと思えば、太郎ちゃんも案外大きな罪を背負ったキャラだったわけだ。感性で生きてる人は悲しみの度合いを推し量るのがむつかしいな。
 ガイトが急にちっぽけな存在になってる。ブラック・ビュティー・シスターズにも器が小さいとか言われて。ほんまや。てか、ブラック・ビュティー・シスターズって、ガイトに対する忠誠心、低かったんだな。まあ、こいつらは始めからお互いを好き合ってたわけだし。いままで利用してただけ、利用価値がないと分かったら離れるだけというほうが確かに自然だ。てか、ダークラバーズがますます哀れだ。お慕いしているガイト様は、沙羅を失いたくなくて必死になってるんだよ。で、沙羅はそんなガイトに冷めた目を向けるだけ。ダークラバーズが報われる日は来るのか。