first season #7「おムコさん探しでブラボー!」

 前回の雪成とミハルのちょっといい話はまるでなかったかのように、いつものバカ騒ぎに定着。
 で、それは予想できたので、コヨミ再来、トモカ加入で、アザラシだかえびだかを美味しそうと言ってるミハルとか、男性不信妄想を勝手にどんどん膨らますコヨミとか、子供じゃないのだトモカとか、序盤は面白く見ていたんだけど、コヨミの男性恐怖症をいじくりたいのか、トモカのちょー強がりな子供らしさを見せたいのか、何をやりたいのか迷走気味の展開に後半は失速。福山兄妹がそれほど幅を利かせずとも、迷走は止まらない物語らしい。というか、福山兄妹はキャラがはっきりしているからまだ見ていられるんだよね。福山妹などは今回、コヨミがおムコさんを探していると勘違いして嫌がらせをするけど、それが勘違いと知ったら申し訳なさそうにあっさり撤収する。兄と違い、引き際を心得ているみたい。種を撒いといて、そのまま放置かよ、ではあるけど。
 雪成がどこまでも受け身キャラなのはそういう役割なのだからしようがないとして、誰かひとり引き締め役がいるだけでも違うんじゃないかなとは思う。それを期待した桐絵はどうやら福山兄限定のようだし。今回ので、マハルにそれを期待したくなった。雪成狙いだったのが、別のおムコさん探しに切り替えたのは、雪成に惚れてるミハルに遠慮したという姉としての優しさなんだと思うし。顔は良くてもエロエロ星人の福山兄は却下という辺り、案外まともなキャラに見える。理想が高い、目が肥えている云々ではなく、セーレンは男が少ないから旦那が見つからなくて焦っているというマハルの悩みも妙に身に迫るものを感じるというか。そりゃあ確かに雪成でもいいやと思うわけだ。マハルが地球にやって来て、ミハルたちと一緒にバカ騒ぎに加わりつつ、保護者的な役割も担えば違った面白さを見られそうなんだけど。どーんと構えたキャラ、希望。あ、福山兄のようなキャラとは違う意味で。
 しかし今回も、スモーク焚きすぎ、スタジオ真っ白で何も見えません、のかつての歌番組並みにお風呂場シーンは湯気だらけだったけど、コヨミの入浴シーンを湯船の中からぼかしながら見せるカットとかあった。なんであれはOKなん? 全裸のコヨミを抱きかかえるところなんて、別の局だってNGだろうに。ぼかせばいいんだろうか。なんだか曖昧なあ感じ。