#2「ジャン・ヴァルジャンの秘密」

  3才コゼットの歌う子守唄がずいぶん投げやりな即席メロディだと思ったら、ここは時間をかけるところじゃない、ってか。名作劇場はこういうところ手を抜いちゃいかんだろうに。3才コゼット、ぎこちないながらもちゃんと意志のある声と、あの愛くるしい表情の組み合わせがいい感じだったのになあ。じっくり堪能できず残念。名塚声になって特徴がなくなってしまった感も。それにしても、味方が一人いるだけでずいぶん悲惨さが和らぐものだ。コゼットが置かれている実情とは異なる、全くでたらめなことが書いてある手紙を読んでファンティーヌは安心する。その様が涙を誘うはずなのに、虐げられつつも、何とか元気でやってます、な6才コゼット。