レ・ミゼラブル 少女コゼット

 #52「銀の燭台」

終わった。最後は泣けたなー。ファンティーヌが出てくるだけで、もう涙が二割増し。ジャンの思想や理想がコゼットやマリウスにしっかり受け継がれて、最後は「人は変われる」というジャンの台詞で締め。きっちり語り切ってくれて、感無量の心地。モンフェル…

 #51「明かされた真実」

当たり前なんだが、やはりジャンなくして語れない物語だ、と。ジャヴェールにしろ、マリウスにしろ、ジャンによって生かされ、ジャンによって男にしてもらったという展開に無性に胸が熱くなった。ほんとにジャンは神のごとき存在になってるよな。原作ではコ…

 #50「永遠のリング」

 #49「私のお母さん」

泣いた。サンプリスが嘘をつけないと分かっていて彼女にすべてを託すジャンといい、つらさに耐えながら母の真実に耳を傾けるコゼットといい、登場人物たちの心情が痛いほど伝わってきて感極まってしまう極上回だった。ファンティーヌの苦労話がこの終盤でこ…

 #48「コゼットとマリウス」

エポニーヌにあらためて合掌。キミの幸せはエポニーヌの犠牲の上にあるのだということを忘れるな、とマリウスくんには強く言っておく。自分の中でもすっかりエポニーヌは悲劇の人という印象だし、コゼットもエポニーヌの死に涙と、まあ、こうして思い出は美…

 #47「心の絆」

 #46「ジャヴェールの正義」

自分もてっきり身投げするものとばかり。日の出に「人は変わることができる」とジャヴェールが開眼したときには笑いしか出てこなかった…。まあこの枠としてはこういう選択もありなんだろうけどね、だったらエポニーヌのことも救ってあげて欲しかったよ。

 #45「パリの下水道」

 #44「未来へのともしび」

アベセの友、散る。コゼット歌う挿入歌に前回の「ララバイ」同様、やや腰砕けになりながらも、これはこれで熱いものがこみ上げてくるのを抑えきれなくなる演出ではあった。これまでの展開から直接的な描写は避けるのかとも思っていたから、いきなり次々と散…

 #43「ガヴローシュの願い」

撃たれる前からガヴローシュが「ララバイ…」を口ずさみ始めた時には、なんてせっかちな盛り上げ方なんだとか思ったけど、どうやらその場で息絶えるわけではなかったようで。ちぇ、泣き損か(って結局泣かされてる)。それにしても、撃たれる前後の描写とか…

 #42「マリウスからの手紙」

ジャンが嫌らしさを出す。私の役目は終わったのかも知れないとか言いながら、マリウスを全力で守ろうとする、ああ、こういうジャンは嫌いだ。そっと見守るなら見守るで、もうそれでいいだろ、と。

 #41「エポニーヌの恋」

コゼットとの接点を「一緒にブランコに乗った」という思い出に求めるところや、死に際に「もう少し仲良くしていれば良かった」と言う辺りにエポニーヌの性格を見た感じかな。結局彼女は真に満たされた思いを味わうことなく逝ってしまった可哀想な人という点…

 #40「革命の夜」

「自分の生活が苦しいわけでもないのに、なんでそこまでするんだよ」。てことはこの時代の学生さんの多くは恵まれた環境にいた者たちてことなのか。弱者救済というスローガンがあきらかにそれっぽいよな。こういった末期症状の政治状況の中では、底辺にいる…

 #39「1832年6月5日」

ここんところ、エポニーヌ、エポニーヌばっか言ってる気がするけど、ガヴローシュやマブーフ爺さんたちでさえ革命に加わって戦おうとしているのをよそに、ひとりだけ自分本位で動き回ってる、恋の前には革命なんて(パンも自由も)知ったこっちゃねえのエポ…

 #38「コゼットとエポニーヌ」

やっぱエポニーヌはそうなるんね。涙目…。でも、珍しく感情的になったコゼットを引き出したのもエポニーヌのおかげだし、互いの心情をぶちまけ合うのがこの手の物語の醍醐味と思えば、やっぱエポニーヌさまさま。その行動を疑ってたアベセ連にはまた陳謝だ…

 #37「マリウスの誤算」

エポニーヌがいないと、なんか寂しい。大事なものすら次々と手離さなければならない悲しさより、いずれは尽きるものを生活の糧の代わりにしているという現状が悲惨さを伝えている。今はその時期ではない、なんて言ってるアベセの連中は民衆の気持ちをほんと…

 #36「病める都・パリ」

アゼルマがあんなにしっかり考えてる子だとは思わなんだ。どういう風の吹き回しだよ。それにしても今回はエポニーヌさまさま。幸せそうなコゼットの姿に、瞬間、憎悪が顔を覗かせたエポニーヌであったけど、颯爽と現れては消える通りすがり人として、コゼッ…

 #35「パトロン・ミネットの脱獄」

教会での施しを受けないのはガヴローシュなりの矜持というか、信念なのかと思いきや、それよりもグルメな食事を知ってしまったからであった、なんて。いくら顔を洗っても、他の参加者との違いは隠しようがないんじゃないかとも思ってしまうけど、ちゃっかり…

 #34「象の中の子供たち」

ああ、そうか、ガブローシュにしてみれば、コゼットはあの頃のままのコゼットなんだな。背丈では既に追い抜いているというのが感慨深い。今のコゼットを見たら、やっぱりぶったまげるだろうな(でも、昔は君だってもっと小さかったのだぞ)。エポニーヌは、…

 #33「あきらめかけた再会」

以前の反省もどこへやらで、またヒヤヒヤ勇み足のマリウスであったけど、ようやくコゼットに会えて、めでたしめでたしのひと段落。オトボケぶりもコゼットには好感を持って受け止められたようだし。どこかフワフワした感覚は、お似合いの二人ではあるのか。…

 #32「あの日の面影」

パリに来てからのエポニーヌはずっと健気だったも、マリウスの意中の人がコゼットだと知るや、かつての気性が顔を現す。エポニーヌにこそ、あの日の面影を見たって感じだったけど、なんかコゼットへの憎しみがエポニーヌの生きる原動力になるならそれでもい…

 #31「穏やかなプリュメ通り」

クールフェラック、ゴメン、キミを誤解していた。アベセの会は暇人学生どものたまり場、キミのことも気取った奴くらいにしか思ってなかったよ。悪友、マリウスを革命家への道に引きずり込む、な展開じゃなかったのか。いやまあ、クールフェラックの意外な人…

 #30「残されたコイン」

最初に窓から逃亡しようとして失敗したときには、ジャンも老いは隠せぬかと思ったけど、さすがに抜かりがない。ウソの住所を教えながら、コゼットをどう扱うか聞かされたときに、驚いた表情をしたのは役者であったよ。こちらも騙された。

 #29「テナルディエの罠」

ネズミとマリウスは見つめ合った。子供たちはともかく、テナルディエのことはひと目見て気付くだろうと思ったけど、まあ嫌な過去は記憶の片隅に追いやるのが常か。その後は天と地ほどにずっと幸せだったのだしねえ。ジャンならひとりで事態を切り抜けられそ…

 #28「拾われた手紙」

ネズミは、いやマリウスは見た。教会でジャンに手紙を渡しているところのアゼルマに、アゼルマがこんなんじゃ、エポニーヌは相当苦労してきたのだろうなとしのばれて泣けた。父親がますます堕落しているのに比べても、健気にぎりぎりのところで踏みとどまっ…

 #27「飛び出した女の子」

自分に言わせれば、トゥーサンは毒舌スナイパーだ、と。養父の過剰な囲い込みに慣らされているコゼットにとっては、日常のいい教師役になってるみたいだ。 今回の話の生き別れになった母娘を、自分の境遇に重ね合わせるコゼットは久しぶりに主人公然として…

 #26「パリのすれちがい」

ガヴは物すごくニアミスだったような。コゼットがあまりに豹変しすぎていて気付かなかった、とは悲しすぎるので思いたくないが。しかし、ガヴの生き方が実に頼もしくて、仲間のストリートチルドレンへの手助けも身の丈に合ったものに見えるのに対して、マリ…

 #25「届かぬ想い」

思わずストーカーしてしまった罪は重い。

 #24「リュクサンブールの出会い」

コゼットとマリウスが出会った。ごめん、こっちのほうが楽しめた。コゼットに声をかけようとしてかけられない、思わず踵を返してしまうマリウスに笑った。分かるよ、その気持ち。初めてマリウスに馴染めたな。先の見えない不安に、僕はどこへ行こうとしてい…

 #23「パリの空の下で」

エポニーヌのご無沙汰お披露目に、思わずクポーと叫びたくなったよ。コゼットよりカワイくなってるじゃん。コゼットがいなくなって、エポが薄幸少女担当になってるのもにんまりというか、すぐ感情的になる面は変わってないようなんだけど、むしろそのほうが…