#22「追想の交響楽 〜symphony〜」

  七年前、あゆに何があったか思い出す祐一。そのシーンがまた見事で泣けたんだけど、これを受けて思い出されるのが「木が一本切られただけ」という秋子さんの以前の台詞。記憶を失ってる祐一にわざわざ思い出せることはないという秋子さんの優しさではあるけど、その素っ気ない言い方に逆に含みを感じてしまうというか、言外に非難めいたものも感じてしまったりする。まあ悪意はなかったにしても、感情の殺し方は親子だよなあと思う。