#8「刀鍛冶」

  今のチャグムと似た境遇であったバルサの過去。宮廷内の争いに巻き込まれて…、てことはバルサも元は高貴な家柄の生まれと思われるのに、冒頭でチャグムをいじるところがバルサらしい。人を殺さなくなったのは確かタンダに言われてからという話だったし、バルサ自身がどこまでそれを強く意識していたのか、その意識の掘り起こしと鍛冶屋の爺さんにとっても捜し求めていた理想の相手が見つかるという上手い流れ。哲学を語りすぎる職人ってどうよと思わせない巧みさだったな。