#3「飛翔」

  一条、下の名前で呼ぶの認めるの、早っ。助けられたのを屈辱に感じて、さらにギスギスするのかと思ったら、意外に素直。もちっと引っ張ってくれてもよさげだけど、1クールであるなら、こんなものかな。それにしても、生身をさらす構造といい、緊急離脱装置な類も付いていない機体に、つくづく玉砕覚悟な代物だと思った。メリットあるんかね。軽量化による俊敏性重視か、とことん経費節減か。その辺はロケガなんだな。つうか、こんなのに乗せる以上、情に厚いところを見せた中佐より、もうひとりのクール男の事務的な態度のほうがよほど現実的だったかなと。