淡々と戦う姿勢を見せるキリエに、こういう決断もありかなという感じだった。物事を常に一歩引いて見ているから、物事が見えすぎてしまう、だから何事に対してもいつも諦観してしまう、ってのはちょっと都合が良い方向に進んでしまったかなという気もして、もう少し自分の殻に閉じこもった子が戦わなければならない立場に追い込まれたら、どうなるのかというのを見たかった気もする。まあそれは別世界で散々やってる。しかし、さっと戦って、さっと退場したらイイ奴で終わったのに、波紋を残していくのがちゃっかりしているというか。ウシロがキリエには何かと心を開いていたのは、通じるものがあったからか。
