#26「なんだかんだのリフトオフ」

  ご隠居、宇宙船も開発済みかよ。まったく、どこまで煙に巻くのやら。若い者たちを優しく見守る目線ていうか、若い奴らが右往左往するのを密かに楽しむ目線というか、ご隠居のような生き方だと幾つになっても人生を楽しめそうだ。赤井は結果的には悪行の報いを受ける形にはなったけど、愛した女の元へ行ける幸せとか、駄ヒーローなりのカッコ良さを感じさせる最期だった。最後までふざけ通しだったけど、それが実に楽しかった。終わるのがちょっと寂しいと思える作品。