#44「未来へのともしび」

  アベセの友、散る。コゼット歌う挿入歌に前回の「ララバイ」同様、やや腰砕けになりながらも、これはこれで熱いものがこみ上げてくるのを抑えきれなくなる演出ではあった。これまでの展開から直接的な描写は避けるのかとも思っていたから、いきなり次々と散ってゆく革命の徒たちという図に不意を突かれたというのもあり。法が絶対というジャヴェールの精神は少年期の体験が影を落としているという設定は原作にもあったのかは忘れたけど、過去が影響を与えたにしろ、それは彼の信念に基づくものというほうが自分にはすんなり来るように思えたかな。