#8「ヤマウバ」

  ケツのおもむくままに。深い、実に深い。人を喰らう山姥の話を元に、闇に引きずり込まれるかどうかの話で今回もなかなか面白かった。人の闇にアヤカシは棲む類の話というか、実際引きずり込まれる人間のほうが多いのだろうし、瑞生の性格の良さを感じられて、ますます瑞生が好きになった。また瑞生にとって、旅行とかで爺ちゃんと離れることがいかに神経を使うかというのもよく分かる話で、怖がりだけど強がりというところもかわいい。こうして見てると、瑞生は世話好きだし、常に気苦労も絶えないで、老けるのも早そうだ。あのヤマウバは確かに瑞生の未来図のひとつではあったのかもしれない。「疲れやすい」体質という認識もあながち間違ってなさそう。