#48「コゼットとマリウス」

  エポニーヌにあらためて合掌。キミの幸せはエポニーヌの犠牲の上にあるのだということを忘れるな、とマリウスくんには強く言っておく。自分の中でもすっかりエポニーヌは悲劇の人という印象だし、コゼットもエポニーヌの死に涙と、まあ、こうして思い出は美化されてゆくんだろう。マリウスとのことや、ガヴローシュやその弟分たちと一緒の仲むつまじい団らんの風景を見るにつけ、幸せのまっ最中にいるコゼットには胸熱くなったけど、結局主眼はジャンだったりと主役の位置に戻りきれてない部分があって、ややもどかしい。