#9「Existential Ghosts」

  なんか人の頭ん中を見せられている気分だ。魂抜けすると、デフォルトは最も無防備な赤子の姿ながら、気持ちの変化で変形は可能だったり、念じればある程度思い通りのことができるフシがあったりと、もしや誰かの夢オチ?と思わせるようなところといい、見てるこっちまで幻視体験をさせられているような気になってくる。同業の女医に思わず相談の電話を入れてしまった先生の気持ちが分からないでもないところが笑った。女先生のほう、ため息ついちゃってるし。あの反応だと、太郎たちが住んでいる地域の地場的なものと、匡幸のお父さんが研究しているものとか研究所のことも関係ありそうな感じではあるけど。