#18「バタバタ」

  いやいや、小学生の瑞生を投げ飛ばしたら失神どころじゃ済まんだろうて。よほど受け身の上手いアヤカシだったに違いないと思うしか…。己の不安が夜な夜な(日に日に)増幅されるというのはよくあれど、それを敏感に察知する爺ちゃん始め、静流や瑞生たち。瑞生の手柄だ、ってことは瑞生たちが関わらなかったら、薫はどうなっていたのかって辺りが逆にコワイところだな。自浄作用が弱まり、自らに取り込まれるが現代のアヤカシなりってか。アヤカシにとりつかれて、小憎たらしい表情の瑞生はなかなか笑えたけど、珍しく普通な妖怪調伏だったかな。