#8「クラエスの一日」

  ラバロの記憶、ないんだな。それだけで泣ける…。クラエスだってデータのために体を提供しているわけで、つらくないはずはないのに、クラエス目線だと義体たちの生活が本当に穏やかで幸せそうに見えるのが凄いな。それだけクラエスは別格というか、意志の強さを感じる。キミらのきゃぴきゃぴ感情とはワケが違うのだよ、おちびちゃんども、というところで。「退屈じゃない?」というベアトリーチェの問いに、自信を持って「幸せよ」と答えるクラエスが眩しく見えた(てか、ベアトリーチェって誰)。リコにはS度全開のジャンが、クラエスに対しては優しささえ感じられる態度というのも意外な一面を見た気分。罪滅ぼしとは思えないけど、やはり他の義体とは違って殊更意識せずに接することができる面はあるのかもしれない。