#2「東京」

  タイヤが飛んできただけでも「なんだ、何が起こったんだ?」となりそうなものを、それにはほとんど関心を示さず、直感力なのか、予知能力なのか、その後のタンクローリーの落下は前もって気付いて素早く行動する、そんなソラが好きです。相変わらずとんでる脚本だなって印象なんだけど、その辺は前作で耐性が付いているので、物語としての物理法則を無視したかのようなこの展開が何だか逆にクセになる。ソラが「バカ」と言って魔法をひねり出しているところなんか、ソラの掴みどころのない性格が表現されていて、いいと思ったし。何よりソラにはやはりユメと同じ匂いを感じ取ったので、これからどんなことをやらかしてくれるのか楽しみ。今回も「東京タワー」が出てくるだけで笑いが止まらなかったよ。作り手もその辺は分かっててやってそうな気も。