#4「遠い日のノクターン」

  前回と前々回で賑やかなメンバーが揃って、今回は初回の雰囲気に戻った感じ。スケアクロウマンら動く人形たちと、街の人間たちの関係に(誰のと言わず)夢の世界というイメージがある本作だけど、今回の話に、この世とあの世の道行きにある世界での話し?という気がしてきた。そうなると、前回の孤児たち三人も実は死んでいることになるけれど…。そうか、心優しきスケアクロウマンに時おり怖さを感じるのはそういう理由かとか、再生の魔術師スケアクロウマンの能力も、もったいない精神というより、この世への回帰を願う輪廻転生の精神と見たほうが面白いよなとか思ったり。あんまりいい話すぎるのは好きじゃないが、ベストとアリスはすっかり意気投合しててこれからも賑やかさは期待できそうだし、野島一家勢揃いとか、あーやゲスト(街の住人だから準レギュ?)とか何かと趣向があって楽しい。紳士然としたベストが冒険好きというのは意外でやられたし、リアカーもどきの荷台を前に取り付けるというスケアクロウマンのセンスも好きだ。てか、あれ、最初から後ろにも荷物を牽引できることを考慮してそうしたのだとしたら凄い。