スケアクロウマン

#26「明日の行方」

壊された物置小屋にいた案山子はその案山子が身代わりとなってスケアクロウマンに自由を与えたのかとも思ったけど、普通に考えれば、その案山子も役割を終えて小屋に放置されていたってことだよな。その姿を見て、いつ終わりが訪れてもいいようにと思うに到…

#25「変わりゆく町」

アリスが戻ってきたー。スケアクロウマンたちとずっと一緒だったこちらはそんな気分。やっぱ帰る場所があるっていいもんだ。半年も経っていたってのにも少々驚いたけど、街の様子もたった半年で変わりすぎだと笑った。ほんとに十年ぶりに戻ってきた感覚、ス…

#24「蘇る記憶」

展開はいつものごとくであったから、ベストやベアベア、ホーンヘッドらの余計なちょっかいやおせっかいが良かったな。スケアクロウマンがそっち方面では何も期待できないからというのもあるんだろうけど、これも旅の経験の効能なのか、度が過ぎるほどに積極…

#23「空虚の城」

旅の途中でいろいろありまして。まるで自分に非はなくて、周りが騒ぎに巻き込んだから遅くなったと言う口ぶりだな。嘘は言ってないが、謝ってるようで謝っているように見えないスケアクロウマン。きちんとした人間としか付き合わない主義。スケアクロウマン…

#22「作品は夢を見る」

女装してお人形を片手に幼女の前に立つスケアクロウマン、あ、怪しすぎるぞ。なんかすっかりコスプレ好きになってしまった一行だな。もの作りを通して皆を喜ばせるのが生き甲斐というスケアクロウマンも、自分自身を作品にして笑わせる精神はないのだろうか…

#21「デザインの都」

街の通りに置かれるだけのオブジェと化した案山子たちにスケアクロウマンは何を思う。自分自身で作りたいものがあるわけじゃない、みんなの喜ぶ顔が見たいだけというらしさを見せる一方で、生み出したものを自分で作品と言ってしまったりとらしくない面も見…

#20「クラッシャーと友だち」

どうやら前回の恐怖のゴミ清掃車は、管理社会な地域の産物だったようで。普通の人々もいる一方で、こういうある種人間社会の一側面を象徴するような人間たちが登場するのもこの作品の不思議なところだ。 飛行機を作ろう。宇宙ロケットまで作っちゃったからま…

#19「廃棄物処理場のストライプ」

ゴミと間違われて清掃車に吸い込まれるベストたちには笑ったけど、ゴミを危険物と認識する清掃車ってのも何気に怖ろしい。ほのぼのムードのこの作品の暗黒面をまたまた垣間見た思い。 廃棄物処理場で再生マジックショー。そりゃあスケアクロウマンにしたら廃…

#18「海を見た」

旅をしている最中の旅人に手紙が届く、これをミラクルと言わずして何と言う。つうか、スケアクロウマンそのものが歩く奇蹟ですから。荒れ狂う大海に小舟で乗り出す爺さんに、スケアクロウマンがボクも一緒に行くと言った時はさすがに無茶ぶりだろうと思った…

#17「夢見た未来」

ついにはロケットまで直してしまうスケアクロウマン。とうとう世界一の科学者と肩を並べてしまった、っていうか宇宙編もあながちあり得ないことじゃない気がしてきた…。てのは大げさにしても、未来博が中止になったくらいで希望をなくす街の人々ってどうよと…

#16「巨大工場見学」

これまた寓意的な話。機械のように働かされる人間とそれを管理するロボット、そのべたな関係描写に機械じゃない動く人形たちを加えたところが新味だったかな。スケアクロウマンたちの自由な、ある種開放的な行動がもたらすドタバタが面白いところ。アリスの…

#15「おばけの森」

ベアベアは知らない人にほいほい付いて行くなと教わらなかったのか。前半はなんだか話を作ってる感ありありだったし、ベストでさえそんな感情は抱かなかったのにちょっとイライラッと来る新婚さんは登場するわ、らしくないドタバタでどうかなと思ったけど、…

#14「想い出」

これもまったり総集編。当たり前のようにその存在を認識されているスケアクロウマンたちも、ベストが動き出すくだりはアリスも少し驚いていたんだね。再生の魔術師スケアクロウマンの手にかかれば人形たちが動き出したり話し出したりするのも不思議じゃない…

#13「旅立ち」

ベストの子ども嫌いは照れ隠しじゃなかったのかよ。男の子の行動に「全くこれだから子どもは…」ならともかく、女の子の取った行動を誤解していたなんて、アリスのほうが全然大人だったという。そりゃアリスと同じ位置ではしゃげるわけだ。ベストの元の顔まで…

#12「チケットを持った訪問者」

誰かがボクを呼んでいるとか、ドッペルゲンガーとかそこまで執拗に死を匂わせるかと笑ってしまったけど、でもスケアクロウマンは動けるようになってこの方、それがまるで使命のように当たり前のように壊れたものを直すという仕事をしてきたのだろうし、そん…

#11「家族写真」

女系三代に連なる血の濃さに笑った。娘との力比べに一歩も引く気はないママさんのママには完敗。そういやアリスに対してはいつも大人なママさんも普段からその片鱗は垣間見せていたもんな。アリスがまだ幼いから今は自粛してるんだろうけど、アリスがもうち…

 #10「謎のミステリーサークル」

宇宙人? UMAならここに大勢いるよ、と思ったスケアクロウマンか知らず。病弱で寝たきりの少女と、案山子だった頃のスケアクロウマンの心境を重ね合わせた、スケアクロウマンならではの優しさと温かさが感じられるいい話だったけど、別読みするとやはり死の…

 #9「古い手紙」

いつか世界を旅して回ろう。案山子として二十年も一つところに留まっていたスケアクロウマンが言うと重みが違うな。スケアクロウマンにとって、案山子をしていた頃の世界はどの程度の広さで、今こうして知る世界とどう違って見えるのか聞いてみたい気はする…

 #8「休日のピクニック」

今回はまさに夢の世界のなかのドリームランド。時代遅れというのか、時代の流れに取り残された遊園地がスケアクロウマンたちの手によって、いっとき輝きを取り戻す、なんて辺りはココロ図書館を思い出した。スケアクロウマンが器用すぎて何でもひょいひょい…

 #7「おもちゃの汽車」

本物の機関車相手にスケアクロウマンがいつ「ボクが直すよ」としゃしゃり出るかとワクワクしていたけど、一応その辺の節度はスケアクロウマンにもあると知る。いやスケアクロウマンて、壊れたものが目の前にあったら何でも自分で直したがりそうな性格の持ち…

 #6「町の時計台」

時計台を壊して、ショッピングセンターにするの?って街の人々の噂が一番笑った。本当に町長がそんなこと言った証拠もないし、実のところ、一部の人々の望みでもあるのかも知れないが、やっぱそういう噂が立っても不思議じゃない土地柄って設定なんだな。し…

 #5「ホーンヘッドの百周年祭」

まだ増えるんかいのお仲間加入回。「ウハウハって何?」そういう純粋さが素直に可笑しい。子供なアリスだけじゃなく、スケアクロウマンまでそんな感じだしな。演奏がてんでばらばらでも全く気にしないスケアクロウマンたちにも笑ったし、ホーンヘッドの手ほ…

 #4「遠い日のノクターン」

前回と前々回で賑やかなメンバーが揃って、今回は初回の雰囲気に戻った感じ。スケアクロウマンら動く人形たちと、街の人間たちの関係に(誰のと言わず)夢の世界というイメージがある本作だけど、今回の話に、この世とあの世の道行きにある世界での話し?と…

 #3「3つのぬいぐるみ」

異なるぬいぐるみに同じ名前を付けるということ自体珍しいことだと思うから、その時点ですでに3つのぬいぐるみはひとつだったわけだし、あの孤児だった子たちはベアベアが会わせてくれたというけれど、三人の強い思いが奇跡の再会を生んだともいえるんだよ…

 #2「ミスターベスト」

初回はこのままイイ話な流れで続けていくのかと迷ったけど、この2話目で視聴決定。賑やかなお仲間ができて確かに楽しさが増えたね。行動的なアリスもいいし、その対比でのんびり加減のスケアクロウマンがそれほど嫌らしく見えない。意外と楽しめそう。それ…