(再) #44「幸せのホワイト・クリスマス」

 おジャ魔女たち四家族の総出演はもしかして初? おんぷは確かに独り寂しく食事を取る光景があったし、久々のパパとのクリスマスをゆっくり過ごしたいという駄々は胸が熱くなるものがあった。けど、あいこはもっと泣けた。あいこの家族話はもう最強だもんな、比べるほうがかわいそうだ。お約束の「世界一不幸な美少女」オチのどれみも、その前にぽっぷに姉らしい優しさを見せているし、友達思いなとこも見せて、実は一番オイシイ(幸せほくほくの)役だったと、あいこなら後で悔しがったに違いない。そんな三人に対して、はづきは家族揃ってのパーティーを敬遠して、どれみと入れ替わり。賑やかな場が苦手とか愛想をふりまくのがめんどいとしても、いいのかそんなんで。まるで、しょせん聖夜なんて一部信者のお祭りに過ぎないのよ、という見ようによってはづきらしい醒めた視点の体現だったと思えなくもない(以上、天の邪鬼)。