#12「付け鼻大捜査線」「はじめの一歩」

 ウケまくりの半田っち、ひでーと思いながら、こっちもやっぱ笑ってた。のらみみくんいじりはこの作品のハナだもんねえ。最後にのらみみくんでとびきり笑えるのが見れて良かった。後半もほんと含蓄のある話を最後に持ってきたな。何年経っても成長せずに姿も変わらないが鉄則のキャラ世界で、キャラとの卒業や、キャラ自身も成長することを描いてきたこの作品だから、そういうことも充分あり得るんだろうなとは思うけど、生まれたばかりの居候キャラとか、居候を考えるより以前の居候キャラって何だろうとか考え始めると深い。また、おたまじゃくそんは子どもと別れたら本当に何もかも一からやり直す、そういう設定のキャラなのかもしれないというところでキャラの死と再生を思わせるのも面白かった。2期は1期より居候キャラたちに焦点を絞ってきた感じだったけど、変わらず安定感があったというか、小難しく考えなくても変わらず楽しめて大満足。最後の、のらみみくんが書いた字には笑いながらも、思わず涙が出てきそうになったよ。それがこの作品の妙味。