黒塚 KUROZUKA

#12「黒乃塚」

弁慶を含めばっさばっさ斬っておいて「だが気は晴れぬ」のクロウには笑ったけど、いやでもその気持ち、よく判るわー。斬って捨てればすっきりなんて確かにない。最後まで激しく置いてけぼりな物語だったけど、あの「糞」以降、見るスタンスを変えて楽しめる…

#11「戦輪廻」

自由だな、しかし。おっついてる自信はないけど、ぴんと張り詰めているようで弛緩する瞬間があるのが楽しいというか、やっぱ大真面目な中で見せる人間のバカさ加減をすくい取ることに命を賭けているとしか思いようがなくなってきた。

#10「幻影城」

肉体まで入れ替えていたとは。まあ肉体はいずれ腐るんだから当然と言えば当然なのか。てか、黒蜜は何故それをクロウにバレないようにしていたんだか。そういうもんだと説明すれば済むことじゃないのか。不老不死という驚異の前には、そんなことたいした驚き…

#9「走風火」

糞には惑わされるが、生き死にの禅問答にはひと太刀のクロウに笑った。糞だって生きてる証なんじゃ。なんか前回の糞以来、コント臭があちこちに飛び火。さすが、ポテチを食うの監督。ただ、ふざけてばかりじゃなく、元走り屋だったらしいカルタが最後にその…

#8「鬼哭蔦」

なんじゃ、これは。壊れた? 糞しか印象に残ってない前半といい、後半早々もクロウがトチ狂ったような合いの手やってたし。この作品、実は大真面目の仮面をかぶったバカテイストなのか? 一人二役でその場を再現するというのもどっちかって言えば今じゃギャ…

#7「神楽村」

黒蜜の甲冑姿は予想外。常に和服とは言わないけど、戦いに不向きな格好をいつの世でもしてそうなイメージがあったから。蔦攻撃から逃れる際、特に誰も沙仁輪の脚力を気にかけないのにちょっと笑った。お前ら…。カルタ辺りがもっと屈強ならフォローできたのだ…

#6「御稜威」

ご、ごりょうい、じゃなくて、「みいつ」と読むのか…。イザナギはてっきり実は弁慶?とか思ったけど、そこまでの器ではなかったようで。弁慶はどこ行った。黒蜜を平安の世から付け狙う者たち(こっちは不死じゃないし、代々入れ替わっていると思うんで複数形…

#5「沙仁輪」

#4「埴輪人」

黒蜜がいると引き締まるな。どんな時代であろうと、和の香りを醸し出してくれる存在でもあるし。てか、クロウの記憶がリセットされるたび、いちいち始めから説明しなければならない黒蜜もご苦労なこって。一気に話すと混乱するだろうからとか、お前は誰だ?…

#3「明日香」

時代背景、様変わり。ひとつの作品のなかで別の作品に入り込んだみたいで見てるほうは面白いけど、作るほうは大変そうだな。結局やってることは同じで少々退屈だし、もう能の世界じゃねえーって感じだが。

#2「因縁塚」

互いの血を吸い合う。うーん、なんというエロティシズム。下手なエロシーンを見せられるより濃厚にエロいシチュエーション。こういう「詳細はご想像にお任せ」はたまらない。黒蜜がまた色っぽい。冷たさと弱さを併せ持ったようなぱくろみさんの声がほんとい…

#1「安達原」

これは原作未読。なんか思いきしOVA辺りでやればいいんじゃね?って感じの滑り出しだけど(そのほうがエログロももっと開放できるだろうし)、B級テイストは夢枕獏さんの一番の醍醐味だからなあ、ある意味原作に忠実なのやも知れぬ。作り手や主人公の声から…