#6「追憶の髑髏は優しく嗤う」

 誰ひとり気持ちが揺るがないというのも、亡霊女の攻撃に負けず劣らず怖いようなな。ほんとひとりくらい、正くらいは支配されるかと思った。自分はまだ正を認めてないんだけど、ハーロックとしてはアルカディア号に乗った時点でクルーと認めているわけか。
 若本規夫長官はそのまま置き去り。うわ、あんな宇宙空間にひとりぼっちなんてヤダな。いっそ爆死してくれと自分などは思ってしまう。そういや、宇宙って寒そうだけど、寒いとかいう感覚はあるんだろうか。