#7「守護 protezione」

 フィレンツェ、いいなあ。塩野さんの作品に触発されて以来、イタリアには一度は行ってみたいと前々から思っているんだけど、ローマよりまずフィレンツェとかヴェネツィアに行ってみたい。街としての歴史、文化などいろいろ刺激される。街並みを見てるだけでもいいなと思うし。都市国家という響きも好きだ。って、この作品を見てこんなに和んでていいのだろか。まあ、マフィアを生んだお国柄、マフィアの存在が日常のように(未だにそうなのか知らんけど)、公社の行為が日常的に感じられても別に不思議に感じない。いやらしいまでにイタリアが舞台という設定を活かしている。登場人物たちにイタリア人らしさを感じたことは一度もないけどね。根底にあるじめじめさは明らかに日本人ぽい。