(再) #8「カスミ、命をかける」

 ろうそくのヘナモンたちと出会ったカスミン。そこで自分のろうそくをもらい、その炎が消えたら自分の命も消えるとあって、さあ大変というお話。遊ぶのも命がけというのがなかなかスリリングで笑えた。人生、一瞬先は闇、なのはろうそくを持ってなくても同じなんだけど、人間ってのはつい怠惰に過ごしてしまいがちだし、おのれの寿命がいつ尽きるとも分からないのが眼前で確認できるというのは緊張感があっていいかもしれない。目には見えずとも、誰でも命のろうそくは持っているわけだし。
 カスミンのろうそくは地上に戻ったら自然消滅するのかと思っていたんだけど、雪乃が凍りつかせなかったら、あのままずっとカスミンの頭上に残っていたのだろうか。今回、カスミンは雪乃に心から感謝したほうがいいね。