#19「カッコ悪いっていうな!!」

 いつもカッコ悪いマンボが、カッコ良くなろうとする話。マンボがカッコ悪いことをして笑われる度に恥ずかしい思いをしている姉のため、というのもポイントだったんだけど、まさか本当に美しき姉弟愛でまとめてくるとはね。にしては弱かったかな。姉弟間のエピソードをもう少し見せて欲しかったな。カッコ悪くないマンボはマンボらしくないと言われては、ああそうだねと言うしかないし。ミルモとムルモがカッコ良さ対決をするのも、なんか違うと思った。ムルモがいつも追求してるのは、カワイらしさでは? こっちはまあ、お兄ちゃんには負けたくないという兄弟間の意地の張り合いと思えばいいんだけど。それともムルモにもそろそろ男らしさの欲が出てきたとか…ないか。一番カッコ良いお方はミルモさまですわ、というリルムの主張が一番説得力あったような。わがままで、ずる賢くて、いい加減で、自己中で、面の皮もおなかの皮も厚くて、意地が汚くても、見る人から見ればカッコいい。カッコ良さの定義など、そんなものと。
 かりんとう味のアイスクリームをヤシチのために買ってきた安純。その後オチがあるとはいえ、ここのところヤシチに優しい安純がなにげによく見られる。