#14「昨日・今日・明日」

 クリスマスの名の由来。何か思い出深いエピソードがあるのかと思ったら、「温かそうだから」。笑った。確かにその素朴さがクラウらしいかも。クラウがリナクスと融合した子供の頃、叔母夫婦のもとに預けられ、過ごした思い出の地で、クラウがエージェントになったきっかけが語られる。リナクスの力を恐れもせず、クラウを特別視しない叔父がいい。クラウに大きな影響を与えたエピソードでもあり、今回はいい話に思えた。夜空に舞い上がり、渡すことのない父親への手紙を月に向かって放つなんて、クラウもリナクスの力をいい使い方をする。クラウのような存在って他にもいるはずなんだけど、クラウが恵まれていたのは周りがいい人たちばかりだったことだな。悲劇の過去、冷たいクリスマスを伴ったアヤカにも恵まれる日は来るのか。ああ、その前に対疑惑だった。そう来るとはね。幸せの後には衝撃が、愛には障害が付き物。