#11

  湾岸署かよ、みたいな展開にやっちまった最終回かと思ったけど、最後は泣けたので後味よろし。犯人が自供して事件解決とせず、何かを感じ取る羅生門の刑事たちや、最後、復讐に走った妹が刃物を持っていなかったことなど、らしさは健在だった。人間の弱さをあぶり出す方法やその弱さを見守るまなざしの優しさが良かった。舘ひろしも意外に抑え目の演技で、黒田のキャラを演じていた。「相棒」と並べるのはちと苦しいかもしれないけど、はみだし・はぐれのように交替でシリーズ化してくれるといい。