PS羅生門

 #11

湾岸署かよ、みたいな展開にやっちまった最終回かと思ったけど、最後は泣けたので後味よろし。犯人が自供して事件解決とせず、何かを感じ取る羅生門の刑事たちや、最後、復讐に走った妹が刃物を持っていなかったことなど、らしさは健在だった。人間の弱さを…

 #10

今までの話で一番泣けた。認知症になると幼児退行するってのは身内でも経験してるけど、ある時期で記憶が止まってしまうというのは家族には、特に子供には何ともつらい。親がボケている現実と、親の愛情を感じるというダブルショック。認知症の母親がいる黒…

 #9

選ばれなかった人、か。悲しいけれど、選ばれなくてもいい、どこかで誰かとつながっているのを感じられれば、人は生きてゆける。ノートに書き留めることで生きる目的を見つけた京子、それを勧めたことで京子を救った黒田、誰に頼ることなく捜査を進め、自分…

 #8

またひょんなところに、留美と黒田のキスシーンを持ってきたもんだ。二人とも大人なんだし、騒ぐほどのものじゃないけど、安全くんが知ったら、相手が黒田でも暴れそうだ。それにしても、女は強い。強くならねばならぬときに弱さを隠して強くなれる、それが…

 #7

底辺で生きつつ、自由と幸せの中に生きた者。社会のトップで将来も約束された者の不幸せ。安易な比較だなと思った。ただ、名前など誰も知らなくても、周りにいる者まで幸せにし、ようやく幸せに生きられる場を手に入れた。それすら理不尽に奪われる。そんな…

 #5

町工場の社長の人柄より、元銀行マンがかつての自分の仕事の価値に気付くほうが動かされた。

 #5

世間というどうにもしようのない怪物に対するやりきれなさ、生きることのもどかしさ、身近な存在の貴重さ、そういったものを立てこもりという映画でもできそうなシチュエーションで映画以上の凝縮感で描いていた。犯人側、人質側でひと括りにせずに語ってい…

 #4

そんな天使みたいな女子高生、マジでいねえよと思ったけど、ありえない存在ゆえに、そういう子がいると信じたいという希望でもあるんかな。そんな子が犠牲になったことに対する静かな怒りを感じるにはいい話だった。死体で発見されたのかと思ったら、生きて…

 #3

 #2

矢島脚本って、来るときは来る、来ないときはどうしてこうもクソつまらないんだろうと思うほど落差があるんだけど、今回は来たほう。何より安全くんがいい味出してた。相手によっていろんな人間に見える。でもそれはしかたない。生きてるってそういうこと。…

 #1

舘ひろし、大河での大根ぶりが嘘みたいにやっぱ刑事役をやらせると活きが違う。でも、この人がやると別物になっちまうのも確かだな。無線での指示出しとか、明らかに別物のノリ。原作のイメージで自分が想像したのは蟹江敬三。木村佳乃もイメージと違った。…