#3「あたらしい生活」

  大人として振舞うことにあたふたなからだの反応は当然だし、子供になりたいと願ったわけではない椒子が子供姿を結構楽しみ始めている様子は面白い。リボンまでつけるのはどうよって感じだけど、まあその辺は生活していくためには今の姿を受け入れるしかないという大人としての妥協もあるのだろうし。そんな椒子が尋兄の前では、椒子の妹と言いつつ、尋兄へのわだかまりを抑えきれない。素直になれないとか、心が病んでいる椒子が今は子供の姿というのが面白い。それにしても、尋兄はネジが一本足りないのか。からだ、からだの尋兄もまた尋常ではないということなんだよな。