#7「意地」

  男の意地、女の意地。貫き通す意地、職人としての意地。様々な意地を描きつつ、複数の人間関係を絡めていたのが上手かった。誰でも意地を張ってしまうときがある。一度張ってしまった手前、後に引けなくなったり、意地を張り通して結果オーライになったり。何てことない日常からあぶりだされる人間関係の機微。この作品の真骨頂だな。晃之助と皐月の初々しさのまだ残るというか、現在進行形な関係の築き方もなんか微笑ましい。第3期は根底にある骨太さみたいな大きな流れは感じないけど、さらっと泣かせる話が多いね。