(再) #3「アオコゾウ」

  アオコゾウは、嘘を見抜くというより、嘘をさらけ出す役割だったってことか。初見のときはもうひとりの友達のほうが懲らしめられているように見えて、ピンと来なかったけど、確かにゾッとする怖さ。その辺を最初から見抜いていて本音を引き出す沙羅のとーちゃんも怖っ。後々のことを知っている目で見ると、いかにも楽しんでいるように見えるし。取り返しのつかない過ちという点で初回の話と似ている気がするけど、老人になるまで苦しむよりまだマシと思えば、とーちゃんのしたことは、彼を救ってやったと思えなくもない。