(再) #7「ヒツギモグリ」

  あの喪服女性の話から、沙羅が誘惑に負けたと解釈すれば、沙羅が棺の蓋を開けたことで、あの世とこの世の狭間をさ迷っていたかーちゃんの死が決定的となった、ってことなのか。沙羅が殺したわけじゃないし。沙羅自身があちら側に引きずりこまれなかったのは何故なのか。かーちゃんの死の現場に、沙羅の足が向いたのは何故か。実話怪談としては面白い話なんだけど、沙羅一家の話との結びつけはさすがに分かりづらくて苦しかった。それだけに、情報の足りない部分を補完する面白さはあるけれど。