#22「三国激突」

  それがしにとって国とは人でござりまする。由布姫の命を救ったのは由布姫にミツを見たからだけど、何故そこまで姫に肩入れするのか、勘助の心情がより明確になった。武田という家に仕えているわけではないことの説明にもなってるし。晴信の名を挙げなかったのは晴信はそれ以上に別格ということなのか。
  久々に登場の谷原今川は、あの例の余裕たっぷりの声音もなしで、ちとがっかり。勘助への恫喝が小物に見えた。切迫した状況下では余裕がなくなるキャラなのかもしれないけど、せっかく谷原さん使ってるなら、もっと公家っぽくもいい気がする(まろが、とか言わなくていいけど)。対して、北条氏康がいいよねえ。堂に入った主っぷり。この人と相対したら、きっと晴信が間抜けに見える。