#31「穏やかなプリュメ通り」

  クールフェラック、ゴメン、キミを誤解していた。アベセの会は暇人学生どものたまり場、キミのことも気取った奴くらいにしか思ってなかったよ。悪友、マリウスを革命家への道に引きずり込む、な展開じゃなかったのか。いやまあ、クールフェラックの意外な人の良さが、マリウスをますます間違った方向へ導いているのは変わりない気もするが。