#2「太蔵が原」

  人生の岐路でふと立ち止まったとき、人生の節々で感じる風か。それは寂しさとも何とも言いようのない感情。表に出すわけでもなく、激するわけでもないが、心の底で静かに波打つ激情。その描写が相変わらず上手くて、見ていると思わずこみ上げてくるものがある。これがやめられないんだよな。