風の果て

 #8「尚、足を知らず」

終。野瀬が往生するところから、又左衛門と忠兵衛が本音をぶつけ合う場面、ふきが暇を告げる場面と次から次へと涙が止まらなかった。初回から通して話は急ぎ足だったし、演出にも違和感を感じることも多く、あまりのめり込んでいるつもりはなかったので、自…

 #7「果たし状」

若き隼太が出てきたときはちょっとウルッと来た。又左衛門は決して欲深いだけではなくて、過去を振り返ることもできるし、己の欲深さにも気付いている。初回の印象ではそんな感じに見えなかったが。自らの胸に秘する思いとか感じさせるのもいいんだけど、い…

 #6「最後の敵」

 #5「政変」

 #4「出世」

これ見てると、なんか訳も分からず涙腺が緩んでしまう。ラストは涙が止まらなかった。隼太の野心にしても、野瀬が抱えてきた苦しみにしても、派手な描写があるわけではないけど、内に秘めたものが垣間見える一瞬というものがあって味わいがある。ほんと遠藤…

 #3「春雷」

ちょ〜、三年で変わりすぎ〜。老いた又左衛門の立場から度々若き頃を顧みる展開を期待していたら、結構早い段階で老年役キャストにスイッチなんだな。若いふき(佐藤仁美)はもうちょっと見ていたかったので残念というか、いかに若造りしていようと、平淑恵…

 #2「太蔵が原」

人生の岐路でふと立ち止まったとき、人生の節々で感じる風か。それは寂しさとも何とも言いようのない感情。表に出すわけでもなく、激するわけでもないが、心の底で静かに波打つ激情。その描写が相変わらず上手くて、見ていると思わずこみ上げてくるものがあ…

 #1「分かれ道」

この時代、次男坊以下は大変やね。涼風真世は色気は感じられなかったというか、老けたなあという印象しかなかったけど、ここは熟れた女の色香にあてられたというより、まさしく化粧の匂いにちょっと惑わされて、その後で女中ふきの体になまめかしさを感じて…