#11「ダイマナコ」

  厄神?でいいんかな。今やアヤカシも派遣の身となる時代なり、ってか。いや神の使いということだから元々派遣で、派遣先が先細りしているわけか。日頃から見慣れているだけに、本来は嫌われ役のアヤカシとも普通に話してしまう静流たちや、最後、罵り罵られてお互いにすっきりな別れ方というのが面白かった。吉を呼び込むということは、同時に厄を追い払うことでもあるんだからそうなるんだよな。アヤカシの担っていた役割とか、忘れられてゆく古来の風習を、懐古趣味にならない語り方で振り返るところが良かった。にしても、流行に疎いとか、静流はとことん地味性格で行くのかー。