#13「怪物」

  やべー、限定ジャンケンの比じゃない「崖っぷち」臨場感。自らを奮い立たせなければ臆してしまうような状況というのは一度ならず経験があるわけだし、そこに生死が加わると想像するだけでゾクゾクと来るような感覚が凄かった。まさに「ざわっ」を体感。「純粋に『生きたい』」とカイジが願うシーンも迫真だったというか、ここまで極限状況にする必要はあるのかというツッコミも覚えつつ、極限状況にでもならなければ生死を実感できない現代人の鈍さをよく突いていたし、そういうカイジたちを眺めている立場というのも身につまされるものがあった。しかし死人まで出るとは、この後どうなるのだか。