#1「二人の距離 兄妹」

  顔も声も、ヘンリエッタがかわいくなっとる。幼く感じるほどの明るい声や、ジョゼの好意に嬉々とした表情を見せるところなんか、在りし日(前作)のヘンリエッタからは想像もつかないほどだ。続編かと思ったけど、前作とは特につながりはないみたいだな。前作がお気に召さなくて、原作者自ら出張ってきたということなのか、ヘンリエッタたちをもう少し主体的にして描き直そうということなのか。前作の張り詰めたような空気感も悪くなかっただけに、前作ほど引き込まれる出だしには感じなかった。トリエラはキャラ変わってなさそうだし、醒めた感じのクラエスは良かったけど、「君」は余計だったかな。